3人での共同生活が始まり無人島での
生活にも慣れた頃事件が起こった。
ルルが大事にしていた焼きモモガイが
無くなったのだ。
ルルが無くした焼きモモガイを探していると
島を管理していた者【しろじい】に出会った。
しろじいからのお願いで神殿の修復したマスク、
お礼におおきづちのハンマーを受け取った。
そしてしろじいから島を譲り受け、自信達で
理想の島を完成させるため新たな島へと
旅立っていった。
目次
第3話「新大陸モンゾーラ」
船長「ここがしろじいさんに教えてもらった
大陸のモンゾーラでヤスよ。お二人ともお気をつけて!」
マスク「ありがとうございます。」
シドー「ああ、ありがとな!」
船長と別れたマスク達は
道なりに進み、開けた場所に出た。
そこには数人の人がいた。
マスク「すいません、ここはどんな場所ですか?」
*「ここは農園ですよ!」
チャコ「違いますよ、これから農園を
作るんですよ!私の名前はチャコ。
あなた達は誰ですか?
ここでは見ない顔ですね」
シドー「俺の名前はシドーだ。
よろしくな!」
マスク「私の名前はマスクです。
ところでここは何処ですか?」
チャコの話では緑あふれる大地はババンゴの実という
不思議な実が大地に現れてから全てが変わってしまった。
大地は腐り、実りの島は不毛な島へと変貌した。
チャコ「あちらにいるのはポンペさんと
ドルトンさんです。今私と農園を作るべく
わずかに残った土地に作物を作っている最中です。」
ババンゴの実が破裂し、作物が腐敗した。
ドルトン「だぁぁぁぁぁ!!!!
せっかく育っていた小麦も全部
ダメになったではないか!!」
ポンペ「どうしましょうドルトンさん。
このままでは本当に何も育たなくなりますよ。」
チャコ「大丈夫です!シドーさんと
自称ビルダーのマスクさんがいれば
きっと素晴らしい農園ができるはずです!」
ドルトン「ビルダーだと!!!!
ビルダーは我々の憎むべき存在なんだぞ!
チャコよ、そんな得体の知れない者に
協力してもらったらますますダメになるぞ!
これ以上付き合ってられん!
行くぞポンペ!」
ポンペ「待ってください!ドルトンさぁ~ん!」
ドルトンとポンペは
何処かへ行ってしまった。
シドー「何だあのヒゲ!
腹の立つ野郎だな!」
チャコ「まぁまぁシドーさん
怒らないでください。
ドルトンさんも悪人では
無いのですから…。
気を取り直して、早速農園づくりを
始めましょう!まずは畑の目印になる
カカシを作りましょう!
材料は木材1個・ひも1本・枯れ草5枚で
出来ますよ!マスクさんお願いします!」
チャコに言われマスクは
カカシを作り、畑になる場所に立てた。
カカシがある周辺をチャコが耕した。
腐った土は耕すことはできないが、
まだわずかに残る良質な土は
耕すことができたのだ。
チャコからキャベツの種もらい、
マスクはキャベツの種を植えた。
チャコ「さぁ次は作物に水を与えないと
腐ってしまいます。なので水を上げるための
水場を作ってください!」
マスクが作った水場のおかげで、
作物を作る準備がすべて整った。
チャコ「それではキャベツが育つまで、
種を植えたり、農園を綺麗にしたり
しながら待ちましょう。」
3人で農園の整備をして、キャベツを
収穫できるようになるまで待った。
農園を整備している時にはドルトンと
ポンペが時々農園の様子を
見に来るようになっていた。
そしてキャベツの収穫時期が訪れた。
チャコ「ついにこの時が来るなんて
想像もできませんでした!」
収穫したキャベツにチャコは大興奮だった。
ちょうど収穫の時にはドルトンと
ポンペも農園の様子を見に来ていた。
チャコ「見てくださいポンペさん!
マスクさんとシドーさんのおかげで
キャベツが収穫できたんですよ!」
チャコはポンペに収穫した
キャベツを見せた。
チャコ「ですからマスクさんは
正真正銘のビルダーなんですよ!」
それを聞いたドルトンは大声を出した。
ドルトンはポンペを連れて
何処かへ行ってしまった。
シドー「なんなんだよ!一体ビルダーが
あいつに何をしたんだよ!!」
チャコ「それは仕方がありませんよ……」
チャコはこの島でのビルダーの
存在を説明し始めた。
チャコの説明によるとこの島の人達は
ビルダーを悪の存在と教えられており、
島中の人がハーゴン教団の教徒であり、
破壊こそ全てと教えられてきた。
そんな教えを疑問に思い、
チャコは教徒でありながらも
自分で作物を育てたい気持ちもあり、
農園を作る夢を諦めきれなかった。
そんな時ビルダーであるマスク達が
モンゾーラに訪れ今に至る。
マスク「ビルダーは物づくりをして
幸せを振りまく存在ですが、絶望を
振りまく存在ではないです!」
シドー「それは俺が保証するぜ!
マスクとずっと一緒だが、
絶望なんて感じたこと無いぜ。」
チャコ「私もビルダーが絶望を振りまく
存在とは今は思っておりません。
だって、こんなに美味しそうなキャベツが
作れるのに絶望だなんて感じるわけ
ないじゃないですか!
これからも宜しくお願いします!
マスクさん!シドーさん!」
こうしてマスク・シドー・チャコの
3人でのモンゾーラ大農園作りが
始まったのである。
つづく
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