ペロに助けてもらったお礼に
街の復興を手伝うことになった
マスクは頼まれたルビーラを制作した。
するとその時どこからともなく声が
聞こえてきた。
その声を辿って坑道の入り口付近に
向かうと砂山に埋もれた場所から声が
聞こえ、その場所を掘り進んだ。
するとそこから魔物が出てくるのであった。
しかし、その魔物は何かに怯えた様子であり、
話を聞くと力を取り戻すためには銅・銀・金の
3種類の鉱物が必要と言ってきた。
その話にペロは魔物を助けることにしたのだった。
魔物もペロの優しい気持ちに答え、
塞がれた坑道の道を開けたのであった。
目次
第26話「結成!坑道調査隊」
ペロに言われて坑道の探索に入ったマスクと
シドーは道もわからぬまま進んでいく。
シドー「マスク、このまま2人で進んでいくのは
まずくないか?もし出れなくなったら俺達は
ここで死ぬことになるぞ?」
シドーの言っていることはもっともである。
右も左もわからない坑道の内部で歩くのは
危険であった。
そんな事を話していると遠くから声が聞こえた。
なんとマッシモが坑道にやってきたのだ。
理由は土地勘もないマスクやシドーがこの
街のために助けてくれるのに、あらくれの
マッシモが怖がって何もしないのは何事かと
ペロに怒られたのである。
ペロを助けるためにここに来たマッシモは
ペロの言葉に目が覚めたのだ。
マッシモの案内で坑道の奥へと進んでいく。
すると行き止まりにたどり着いた。
マッシモによれば以前は道が通っていたが、
度重なる地震があったのでその影響で崩れて
塞がったのだと教えてくれた。
マッシモ「土砂を壊して道を作って欲しいぞ。
ペロがくれた古びた魔法の玉を目印の場所に
置いてみるんだぞ!」
ペロがくれた古びた魔法の玉とは魔法の力で
爆発起こすアイテムで、劣化しているため、
爆発の範囲は小さくなっている。
マスクは古びた魔法の玉設置して起爆した。
古びて威力は弱くなっても威力は申し分無く、
道を塞いでいた土砂を吹き飛ばした。
マッシモ「すごい威力だな、坑道を塞いでいた
土砂が壊れたぞ。よしっ!先に進もう!」
マッシモもマスクとシドーがいる為、
恐怖の感情はどこか消えていた。
これは坑道内に魔物の姿が
無かったのも1つの要因である。
そして先に進むと、再び土砂が道を塞いでいた。
マスクは先程と同じように古びた魔法の玉を置き、
爆破させた。
土砂を壊しながら進んでいると
マッシモが途中で止まった。
マッシモ「土砂を壊して道を作ったんだ
物作りはしてないし教団に怒られることは
ないよな……。
マスク、坑道にはまだまだ古びた魔法の玉が
あると思うから探してみてくれ。」
マッシモは自分が教団に背いて
坑道を掘り進んでいるのが気になって
仕方がなかったが、坑道を破壊の力で
掘り進んでいるので教えに背いている
わけではないと自分に言い聞かせていたのだ。
マッシモの不安を取り除くように
マスクは頷いてマッシモを安心させた。
シドー「爆弾なんてお前たちでも見つけて
使えば良いんじゃないか?」
マッシモ「爆発に巻き込まれたら
ひとたまりもねぇ、頼むから爆破は
マスクにお願いしたい……。」
マッシモからお願いされたので、
マスクは頷き、爆破担当になった。
しばらく坑道を進むと壊れかけた
柱を見つけた。
マッシモ「マスク、壊れた柱を治してくれないか?
俺は教団の信者だから物作りはやらねぇが、
坑道の中で土砂崩れが起これば危険だからな。」
マスクはマッシモに言われ、坑道の柱を修理した。
柱を治した先に何かあると感じたマッシモは
マスクに指示を出した。
マッシモ「マスク、すまねぇがここを
爆破してくれないか?何となくなんだが、
ここに銅が眠っている気がするんだ。」
マッシモに言われ、マスクは
古びた魔法の玉を設置し、爆破させた。
するとそこから銅が発掘できたので。
マッシモは銅を見たことがないので、
初めて見る鉱物に興味津々だった。
マッシモ「おぉ!何だそれは!?
それが銅ってやつか?カルロに言われた
数を集めてさっさと行こうぜ。」
マスクは古びた魔法の玉を使い、
爆破して掘り出していた。
マスクが所持しているハンマーでは
とてもじゃないが、石の壁を破壊
することはできなかったので、
爆破の力に頼るしか無かった。
そして爆破させて銅を集め、カルロに
言われた数が集まった。
マッシモ「やっと集まったんだな!
こんな場所さっさと戻ろうぜ!」
シドー「貴様この鉱山で働いていたんだろ?
もっと残って鉱石を掘れよ!
そんなんじゃまた、ペロって女に。」
マッシモ「うっぐぐぐ……。
わかった…オイラはもう少し鉱石掘るぞ。
二人は戻ってカルロに知らせるんだぞぉ!」
マッシモは地上に戻るのを諦めて
マスクとシドーに託した。
そして恐怖と戦いながら泣きながら
採掘をすることになった。
マッシモを置いて二人は
地上を目指すのであった。
つづく
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