農園を大きくすべく3人で頑張っていたマスク達、
村にあった鐘を鳴らしたら不思議な力により
チャコ・ドルトン・ポンペがビルダーとして目覚め、
ドルトンとポンペが農園作りに協力して
くれるようになった。そしてチャコから貰った種を
植えたら大きな木が生え、ますます村に活気付いたが、
それがきっかけか、ハーゴン教団に
物作りがバレてしまい、破壊されるかと思いきや、
不思議な種から生えた木が恵みの大樹と判明し、
ハーゴン教団から秘密で育てることになった。
果たして無事に育つのでしょうかね。
目次
第5話「恵みの大樹」
チャコ達の話を聞くと昨夜から滞在している
魔物はハーゴン教団の副総督と判明し、
何故破壊しなかったかは不明であった。
しかも、大樹を育てる事に興味があり、
育てる為のヒントを教えてくれた。
副総督「大樹を育てるにはまず、
この3つの課題をクリアしなければならない。
心して聞くが良い。」
副総督は3つの課題について説明した。
副総督
「1つ目はキャベツを15個収穫せよ、
これは現在栽培しているから簡単であろう。
2つ目は小麦を50本収穫せよ。
この農場にはまだ小麦が無いようだな…
島中を探して見つけよ。
3つ目は畑を作るのに必要な健康な土を
50マス増やすのだ。
土が足りないのであれば、土を綺麗にする
方法を模索するが良い。
大樹を成長させるのに必要な
方法は以上だ、心してかかるが良い。」
マスク「キャベツは現在育ててますから
収穫はチャコさん達に任せます。
私とシドーで小麦探しと
土を綺麗にする方法を探します。」
チャコ「わかりました!
農園は任せてください!」
こうしてマスク達の大樹を
育てるための課題を
こなしていく事になった。
チャコ達がキャベツ栽培をしている間に
マスク達は小麦を探しにでかけた。
チャコの話によると、集落跡があり、
そこに小麦の種があるかもしれないと言う。
その言葉を頼りにマスク達は向かった。
道中で魔物に出会ったが、その魔物は
とても気さくに話しかけてきた。
*「おう!そこのニンゲン!オレのグチを聞いてくれ!」
*「ちなみにこの島のおおねずみ族は
悪いやつじゃねぇから気さくに
話しかけてやってくれ!」
マスク「この先に集落はあるの?」
*「おう、そこがオレのエサ場だよ!
魔物の巣だから行くなら気をつけな!」
おおねずみが言う先には崩れかけた
風車小屋が建っていた。
マスク達は風車小屋へと
近づくと人が1人そこにいた。
話を聞くと魔物に襲われて
武器を失ってしまったらしい。
*「誰か武器をくれたら小麦の種と
交換しても良いんだけどなぁ。
誰かいないかぁ。」
マスク「私が武器を制作しましょう。」
マスクはひのきの棒を作り、兵士に渡した。
*「マジ!?アンタ物が作れるってことは
ビルダーじゃん!チョーヤバイじゃん!
でも作ってくれてアリガトね!これで
この建物もぶっ壊せるし!」
すると周りからアリの魔物が大量に現れた。
3人でアリと戦い、何とか全滅させた。
*「キャハハ!アリ達を倒せたね
アンタが作ってくれた武器マジで
良い感じ…じいぃぃぃ!?」
マスクは小麦の種を手に入れた。
シドー「やったなマスク!これで
小麦の種が手に入ったぜ!」
*「ところでアンタ達、小麦の種なんてどうするき?
こんな腐った土地じゃ役に立たないじゃん!」
マスク「今農園を作っていて、
作物を育てているんだ。」
*「アンタビルダーでヤバイと思ったけど良いやつじゃん
アタシもその農園に行っていいかい?」
マスク「もちろん大歓迎ですよ!一緒に行きましょう!」
ジバコ「ヤッター!アタシの名前は
ジバコって言うんだ!ヨロシクね!」
マスク達はジバコを新たに仲間にして
農園へと帰っていった。
農園をみたジバコは驚いた。
ジバコ「なにこれ!?コレ全部アンタ達が
作ったの!?チョーヤバイじゃん!!
アタシ決めたよ!今日でハーゴン教団なんて
やめて、ビルダー教団に入るよ!」
その言葉にハーゴン教団の副総督が怒った。
怒ってはいるが破壊までは
しないのでマスクの中で、
やっぱり喋れる魔物は
優しいなぁと改めて思った。
つづく
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